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■堕ちた天使の舞う夜に:長良川広久さん作

第4章 おかげでまた死に損なったのね

【3】

 一時間後――秘密裏にギルドに協力している、とある私立病院。
 全身をきれいに拭き清められ、患者用のパジャマに着替えさせられたエンジェルが、重傷のギルドメンバー用に確保されている個室のベッドに身を横たえていた。
 ベッドサイドに置かれたスツールには、薄汚れた格好のままのセルヒオと北斗が腰掛け、エンジェルを見つめている。セルヒオの首筋の傷口には止血用のパッドが張られている。ネイティブ・メキシカンの血を引く浅黒い肌のセルヒオだけに、薄いベージュのパッドは必要以上に目立った。
「落ち着いたかい?」
「ええ、なんとかね。……別にあそこでくたばってもよかったのに、あんたたちのおかげでまた死に損なったのね」
 気遣う北斗の声に、エンジェルは力なく、どこか自嘲的にも聞こえる物言いを返してきた。
 首だけを二人に向けて、かすかに微笑む。
「……でも、ありがとう、助けてくれて」
「気にすることはないさ。俺たちだって、慈善事業でやってるわけじゃないしね」
 おどけたように軽く肩をすくめ、ニコリと微笑んでみせる北斗。しかしその横に座るセルヒオは、あくまで実務的な態度を崩さない。
「疲れているところ悪いが、今から聞くことだけは答えてくれ」
「いいよ……なに?」
「まず、お前は本当に《天使の銃》を撃ったかどうか覚えていないのか?」
 単刀直入なセルヒオの言葉に、エンジェルと北斗の顔から笑みが消える。
 病院のナースたちがエンジェルを着替えさせている間、セルヒオたちは部屋の外でお互いが自分の目で見たものを説明し合った。だが、北斗が見たという光の柱や天使のようなモノをセルヒオは見ていないし、セルヒオにしてもエンジェルが《天使の銃》を撃った瞬間を目撃していたわけではない。
 工場跡の倒壊の原因が《天使の銃》にあるのか、そして北斗が見たのはいったい何だったのか――謎めいた事態を解き明かすのに最も確実な手がかりとなるのはやはり、《天使の銃》の持ち主であるエンジェルの言葉だ。
 だが、セルヒオたちの期待したような答えは返ってこなかった。
「……私にもよくわからないの。セルヒオには言ったけど、そのあたりだけ記憶があやふやなのよ……」
「記憶があやふやって、どういうことだ? じゃあ、どこまで覚えてる?」
 北斗が重ねて問うと、エンジェルは視線を真っ白な天井にさまよわせながら、自らの記憶をたどり始めた。
「隠れ家でジェリコのメンテナンスをして、左脇のホルスターに差して、反対側には《天使の銃》を差した。
 あの工場跡が組織の武器保管庫になってることは知ってたから、襲撃をかけるついでに武器も奪ってやろうと思ったのよ。多少の撃ち合いは覚悟してたけど……皆殺しにするつもりなんてなかった。
 けど、黒服どもの最初の一人を撃ったとき、今まで感じたことのない異様な感覚が全身を駆け抜けた気がして……」
「どんな?」
「うまく言葉にできないけど……指先から脳まで、すべての感覚がものすごく鋭敏になって、周りのものがスローモーションでもかかったようにゆっくりに見えて……。
 のろのろ動いてる黒服を一人撃つごとに、どんどん鼓動が早くなって、気分が高揚していって……」
 言葉に詰まったエンジェルが、目元を片手で覆って大きく息を吐き出す。
「……気づいたときには、セルヒオがショットガンを天井にぶっ放してた」
「じゃあ、その間何をしてたかは……」
「自分でもわからない……待って、そうだ」
 ハッと目を見開いたエンジェルが、ベッドの上に半身を起こした。
「どっちでもいいから、《天使の銃》を使った形跡があるか確かめてくれない?
 そいつは前時代的なパーカッション式の銃よ。今の拳銃みたいに火薬と弾頭がセットになった薬莢じゃ作動しない。実際に撃とうと思ったら、鉛弾と火薬の粉を銃口から別々に入れなきゃいけないの。
 私はそもそも火薬の粉なんて持っていないし、もし百歩譲って私が撃ったんだとしたら、銃口に火薬のカスがついてるはずじゃない?」
「言われてみればその通りだな。確かめてみるよ」
 北斗が立ち上がり、病室の隅にまとめられているエンジェルの着衣と荷物の中からショルダーホルスターを取り出す。
「とはいえ、魔法的な何かがあったとしても俺には判らないけどな。まあ、銃として使われないことには意味は無い訳だし……」
 ゴクリと唾を飲み込んで緊張を抑え込むと、慎重な手つきでホルスターから《天使の銃》を引き抜き、おずおずと銃口を覗き込んだ。
 火薬の汚れなどどこにも見られない。手に入れてからエンジェルが磨いたのか、黒くつややかな鉄の輝きがいかにもアンティーク的な風合いを醸し出していた。
 先程見た光の柱と霊体がこの《天使の銃》によって生み出されたのだとしたら、またあのおぞましい声が聞こえてくるのではと警戒していたが、声どころか魔力の気配すら、手の中の銃からは全く感じられない。
 もしこの銃を手に取ったのが北斗でなく、魔法に卓越したエレーヌだったならば、《天使の銃》が隠し持つ真の力に気づくことができたはずだが――北斗にあるのは自分の思い通りにならない霊感だけで、隠された魔力の探知については素人同然だった。
「……全然汚れてないな。少なくともまるっきり未使用の銃なのは間違いない」
「ほら、やっぱり」
 そっとホルスターに《天使の銃》を戻した北斗を見て、エンジェルは安心したような表情を浮かべる。
「そういえば、あんたたち二人とも、随分とそいつにご執心だったじゃない?
 私、前に約束してたよね。助けてくれたら見せてやってもいいって。今だけなら、手にとってみてもいいよ」
「俺はいいよ。別にこの銃が欲しくて君を追ってたわけじゃないからな。
 もし《天使の銃》が何かよくない影響を社会に及ぼすものだったら、もちろん然るべき筋に頼んで封印する必要はある。けど俺にとっては、まず君の血まみれの復讐をやめさせることの方がずっと大事だ」
「そう……けど、いくら助けてもらったからって、他人のあんたに言われたくらいで立ち止まるつもりはないよ。
 私にはもうこの道しかないし、私の手はとっくに奴らの血で染まってるんだから」
 形良い唇をキュッと引き結んで、エンジェルは自分の手の平を見つめる。
 北斗はそんなエンジェルの横顔を痛ましげに見やる。セルヒオも感情こそ表に出さないものの、エンジェルから視線を外さなかった。
 三人を包み込む、数秒の重苦しい沈黙……それを破ったのはセルヒオだった。
「ならばもう一つ聞いておきたい。お前の復讐は誰のためだ?
 妹のためか?」
「――!?」
 妹、という単語を耳にした瞬間。
 エンジェルが弾かれたように顔を上げた。
 驚愕と狼狽を隠そうともせず、目をむいてセルヒオを見つめる。
「ちょっと! なんであんたがミジィのことを!?」
「俺は昨日、そのミジィと直接話をした。――本物だったか」
「それ本当なの!? 詳しく聞かせ、わっ!?」
「まず落ち着け。今から話す」
 思わずセルヒオの両肩をつかもうとしたエンジェルが、ベッドから転げ落ちそうになる。それを支えてベッドに戻すと、セルヒオは例によって感情を表に出さない口調で淡々と話した。
 高級そうなドレスと宝石をまといながら、どこか寂しげな雰囲気を漂わせていたミジィという女。
 そのミジィが語ったエンジェルとの過去と、エンジェルへの言伝として残した言葉。
 復讐などやめて《天使の銃》を捨て、東京を離れどこか遠くへ逃げて欲しい――そして、自分のことは早く忘れて欲しい。
 セルヒオが一通り語り終わるまで、エンジェルはその一語一句を聞き逃すまいとするかのように、無言のまま耳を傾けていた。
 話が終わった後、エンジェルが見せたのは――哀しげな陰りを宿した、口元だけの微笑。
「……そう、あの子そんなことを……よくもまあ、今さらそんな台詞を吐けるものね。
 私がわざわざ太平洋を越えてこの東京まで来た理由の一つは、あの子を追いかけてきたせいだっていうのに」
「なんだって? エンジェル、それはどういう――」
 怪訝そうに尋ねる北斗を手で制して、エンジェルは膝の上で拳を固く握りしめた。
 怒りのせいか、あるいは悲しみからか、かすかに肩を震わせながら、絞り出すように呟く。
「ミジィは……メアリー・バーネット・ジョンストンは、間違いなく私の妹よ。
 血はつながってないけど、あの子がハイスクールを卒業するまではずっと一緒に暮らしてた。
 だけど今のミジィは……私が復讐すべき麻薬組織の幹部であり、ボスの愛人でもあるのよ」
「え!? ちょっと待ってくれ。それじゃあ君の復讐というのは……まさか……」
「……究極的には、そういうことになるかも知れないね」
 自嘲と絶望感の入り混じった力ない微笑を浮かべて、エンジェルは小さくうなずいた。
「もうずっと昔のことみたいに思えるけど……あの子がセルヒオに言ったように、LAで暮らしてたころは本当に仲が良かったのよ。
 だけど、ほんのちょっとのすれ違いから始まって、今は追われる者と追う者よ。かたや人様の一生を破壊するクスリで儲けた金で贅沢三昧、かたや怪しげな銃の噂にすがって何十人もの人間を殺し続ける……。
 少なくとも、私の今の境遇をミジィに心配される筋合いはないわ。……今の、あんな風になってしまったミジィにはね」
「だけどエンジェル、ミジィは妹として君の命を心配しているんじゃないのか?」
「今さら自分の命を惜しむくらいだったら、そもそもこんな無茶な復讐を始めたりはしなかった。
 どうしても許せないから、命をかけて銃を取ったのよ。私はあの組織を許さない……組織と同じ側にいる人間もね」
「そんな……」
 はっきりと言い切ったエンジェルの態度に、北斗はかける言葉を失って、やるせなさに奥歯を噛みしめた。
 腕組みをして会話の流れを見ていたセルヒオが、北斗に代わって問いを重ねる。
「では、そうやって組織に関わる者全てを殺し尽くすことが、お前の正義だというのか?」
「正義? ……正義、だって?」
 エンジェルがいぶかしむように眉根を寄せてセルヒオを見る。
「お前は組織への実力行使に出る前に、まず《天使の銃》を手に入れるための行動を起こした。
 噂の通りなら、あれは『正義を貫く者に力を与える銃』だ。自分がこれからしようとしている行為が正義だと信じるからこそ、その後押しになる物を手に入れたかった――違うか?」
「じゃあ聞くけど、セルヒオ、あんた本当にあの骨董品にそんな魔法みたいな力があるとでも思ってるの?」
「判断する材料が少なすぎる。今のところ、それらしき現象は確認できていないが」
「北斗、あんたは?」
「手に取ってみた限りでは、特別な感触はなかったな。単なるアンティークのパーカッション銃に思えるよ」
「でしょう? そういう事よ。《天使の銃》なんて仰々しい名前がついてても、所詮そんなものは噂だけってこと。
 あの闇オークションに潜入した最大の目的は、奴等の顔に泥を塗って浮き足立たせることだったのよ。そのために《天使の銃》を奪ったところまでは予定通りだったけど、あの場で切り札の手榴弾まで使ってあんなに殺すつもりはなかった。
 確かに、あんたたちに初めて会ったあの時点では、多少なりとも《銃》の力に期待してた……それは認めるわ。
 だけど、そいつを手に入れたところで何一つ変わらなかった。コミックヒーローのような身体能力を得られるわけでも、壁越しに敵を殺せる超能力が身につくわけでもない。
 私自身の意志だって変わりはしなかった……たとえこれからやることが正義であろうとなかろうと、やり遂げるしかないって思いはね」
 洗いざらしのまま乾いてボサボサになった前髪をかき上げ、エンジェルは大きなため息をつく。
「正直言って、私には正義なんてものは分からないわよ。
 誰もが自分自身の正義を持っていて、それが一人一人食い違うのなら、誰もが同時に納得できる正義なんて存在しないことになる。
 私の復讐だって、法という正義に照らせば絶対に禁じられていることだからね。北斗、今ここであんたに手錠をかけられてブタ箱に放り込まれてもおかしくない立場だもの、私は」
「……《天使の銃》の件がなければ、とっくにそうしているよ」
 エンジェルがこれまでに起こした事件をすべて合わせると、死者だけでも20人近く、重軽傷者はその3倍にもなる。日本犯罪史上例のない――ただしギルドの絡まない表の世界のデータでだが――恐るべき大量殺戮者だ。
「では、お前の復讐は何のためだ? 自分の信じる正義のためでないとすれば」
「……何だろうね……結局、友達の一生を壊されミジィにまで裏切られた、行き場のない憎しみと悲しみのはけ口を探してるだけかな」
 疲れ果てたような呟き。敵を前にしたときの激しさからは想像もつかないほどの苦悩を抱えた、ひとりの哀しい女性がそこにいた。
 そして、そこに追い打ちをかけるようにセルヒオが宣告する。
「何の力もないと考えているのなら、もうお前に《天使の銃》は必要あるまい。俺たちが引き取る」
「おい、セルヒオ!」
 途端、北斗が血相を変えてセルヒオの肩をつかんだ。しかしセルヒオは顔色一つ変えることなく続ける。
「それが俺たちの目的だ。違うか、北斗」
「それはそうだが、言い方があるだろ」
「……それは聞けないね、セルヒオ」
 うつむいていたエンジェルが、ゆっくりと顔を上げた。
 低く暗く、異論を差し挟む余地を与えない、決意に満ちた声を上げる――胸の奥底に渦巻くどす黒い感情を、言葉と共に吐き出すように。
「あんたたちが只者じゃないことも、何らかの組織……そう、マフィアなんかとは存在意義も性質も違う何らかの秘密組織に従って行動していることも、だいたい想像はつくわ。
 だけどいくらボロボロの私でも、それだけは受け入れられないよ。
 たとえ噂が噂だけで、ただの骨董品でしかなかったとしても、まだそいつは組織の連中をおびき出すエサになる。
 これまで動いてきた中でわかったのは、組織の拠点は東京の各所にあるし、駐留米軍の悪徳将校も関わってるせいで、ドラッグや武器の流通ルートはとても私一人では潰せないってことよ。
 だったら、ボスの首くらいは私自身の手で取らなければ、私のやってきたことは全くの無駄になる。そんなことは、受け入れられない」
「エンジェル、もうやめるんだ。これ以上……」
 思いとどまらせようとする北斗の声は、暗く静かな炎を内に宿したエンジェルの眼光とにべもない言葉に遮られてしまう。
「帰って……今日はもう疲れたわ」
 これ以上説得を続けるのは逆効果のようだ。一晩休んで頭を冷やしてくれることに期待するしかない。
 北斗は無念さを噛みしめるように唇を引き結ぶと、膝に手を当ててゆっくりと立ち上がった。
「……明日また来るよ。おやすみ、エンジェル」
 去り際にエンジェルを思いやる言葉をかける北斗。セルヒオは部屋を出るまで無言のままだった。

「待て、セルヒオ!」
 駐車場に出た途端、眉の端を吊り上げた北斗がセルヒオの前に立ち塞がった。
「お前って奴は! エンジェルの様子がおかしいといったのはお前だろう、それなのに《天使の銃》のことしか頭にないのか!?」
「もう一度言うが、俺たちの目的は《天使の銃》を確保することだ。エンジェルは成り行きで巻き込まれた人物に過ぎない」
 北斗は今にもつかみかからんばかりの形相で問い詰めるが、セルヒオは北斗の剣幕を相変わらずの無表情で受け止める。
「だからって、多少は場をわきまえろ! それとも何か、お前には今すぐ《天使の銃》を手に入れなきゃならない理由でもあるのか!?」
「奇妙な噂を持つあれがエンジェルの手に渡ることがなければ、事態はここまで拡大しなかっただろう。
 早く《天使の銃》をエンジェルから引き離して、信頼できる魔法系のギルドで詳しく調べる必要がある」
「本当に、それだけか?」
 北斗の心には、エレーヌの心配そうな表情がありありと甦っていた。昨日話したばかりの彼女は、セルヒオが《天使の銃》を追い求めることに対して強い危惧を抱いていた。
 自分より経験の長いギルドメンバーとはいえ、セルヒオは『ファントム』と呼ばれた穏やかならざる過去を持つ男。異様なほどの感情表出の少なさ、そして言動の端々にうかがえる《天使の銃》への執着が、拭い去れない疑念を北斗に抱かせていた。
 隠そうともしない憤りの込められた北斗の視線を、しかしセルヒオは逃げることなく正面から受け止め、口を開く。
「北斗。明日の夜、時間を取れるか」
「明日の夜? いったい何の話だ」
 はぐらかさずに質問に答えろという苛立ちを言外に込めた北斗の言葉にも、セルヒオの無表情は崩れない。
 そして――次の言葉を耳にしたとき、北斗は予想外のその内容に思わず目を見張っていた。
「ミジィともう一度話をしてみたい。エンジェルの思いを伝えて、組織を離れるよう説得する。
 無駄な血を流させないに越したことはない……まして、姉妹ならばなおさらだ」
 冷静さを装って平板な調子で話すセルヒオだが、その漆黒の瞳は無意識のうちに上方を振り仰ぎ、エンジェルの病室を見上げている。
 言葉だけなら信頼しなかったところだが、病院を見上げるその様子から普段表に出ないセルヒオの人間味を垣間見た北斗は、いからせていた肩の力を抜いてフッと微笑んだ。
 鉄面皮のこの男も、人の心が死んでしまっているわけではない。その表し方に多少の難があるだけなのだ。
「……そうだな。そういうことなら、いつでも力を貸すよ」
「頼む。俺は一度『ロングワインディングロード』に寄ってから、ミジィと連絡を取る。待ち合わせの場所と時間は明日電話する」
 言いながらヘルメットとライダーグローブを身に着け、バイクにまたがるセルヒオ。
「こんな時間からか?」
「注文しておいた銃が届いたという連絡があった。組織の新しい情報も入っているかもしれない」
「そうか。お疲れ様、セルヒオ」
 セルヒオは軽く片手を上げると、キックスタートレバーを力強く踏み込んだ。独特の重低音を残し走り去る後ろ姿を見送って、北斗も車に乗り込む。
 TV付きカーナビのチューニングを民放局に合わせると、11時台のニュース番組が流れてきた。
『予定を変更して、冒頭のニュースの続報をお伝えします。今夜9時半ごろ、東京都品川区の廃工場が原因不明の倒壊を起こした事件で、警視庁は倒壊した工場内部から、多数の遺体と拳銃や散弾銃などの銃器が発見されたと発表しました。遺体の中に外国人が含まれていることから、警視庁は広域暴力団や外国マフィアに関わる重要事件である可能性が高いと見て、夜を徹して現場検証を行う模様です。再び現場から伝えてもらいましょう――』

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