〜銀座ぐるぐるグルメ旅〜
阿月:で、なんで会場がここなワケ?
南:さあ、なんでだろうねー。あ、赤貝お願いしま〜す♪
かれん:今日のおすすめって何ですか?
阿月:いやぁぁぁぁぁっ、そんな高いネタばっかり頼まないでぇぇぇぇぇっ!!!
かれん:今回の費用は作者持ちだから何頼んでも大丈夫でしょ?
阿月:あ……そうだったっけ。
南:でも、今回は阿月のマヌケっぷりが炸裂してたわね〜。
阿月:この前の反動でバカ話が書きたかったとか。
かれん:その分活躍(?)出来たから、私としては嬉しい展開なんだけど。
阿月:いや、旧バージョンをみたら卒倒するわよ。
かれん:え?
阿月:口調が全然違うの。意味不明に語尾が延びてる丁寧語だから。
南:ぷっ(お茶を吹きそうになったらしい)
阿月:「待って〜、そんなに速く走れないわ〜」っていうのを「待って〜、そんなに早く走れませんわ〜」って取り違えたのが悲劇の始まりだったんだって。
南:思いこみで突っ走るほど恐ろしいものはないって実例ね……。
阿月:あと、学年主席っていう設定なのに中学生レベルの数学を教えられなかったり。
かれん:でも、そこは修正入ってるわね。
阿月:成績優秀者のインフレだっておかーさん(作者)は嘆いてたけど。
南:それはつまり?
阿月:いつか言わせたい台詞に「東大はすべり止め」ってのがあるんだって。
かれん:は?それってどういうこと?
南:東大より難しい大学ってあるの?
阿月:オックスフォードとかケンブリッジとか。現実にそんなことを言ってのける人間がいるという事実を知って、私に言わせたくてしょうがないらしいの。
南:全国数十万人の受験生の敵だわ、それ。
かれん:まあ、仮想現実の世界だしなんでもありなんでしょうけど。
阿月:おかーさん曰く「かれんさんは努力型の秀才、あんたは才能で突っ走る天才。これでおっけー」だとか。あと、二人の通ってる高校のレベルによっては修正するつもりだって。
南:阿月の通ってる高校はどれ位のレベルで考えてるわけ?
阿月:共学の灘高をイメージしてるんだって。あそこだったら簡単に主席は取れないだろうからって。
かれん:そんな固有名詞を出されても分からないわよ。そもそも東京にそんな高校あった?
阿月:ううん、神戸の私立高校。ちなみに灘高っていうのは開成に次いで東大合格者の多い高校だって。ただし、男子校。
南:ちょっと待って、そんなシャレにならない高校なワケ?
阿月:天才の巣窟だけに変人も多くって、よく授業がわけわかんない論議へ進んでくの。それはそれで楽しいんだけど。
かれん:先生の苦労を察するわ……。
南:ホント……。
阿月:その中でも結構キワモノ入ってる部類に私は分類されるだろうって。
南:そりゃお経が特技なんて普通の女子高生じゃないわよねー。
阿月:それはつまり、おかーさんもキワモノだってこと?
かれん:あわわわ、それを言うのはマズイわよ。
南:でも、あの仏教知識は確かに変人呼ばわりされるかもね。
かれん:その発言、全部作者に筒抜けだと思うんだけど。
阿月&南:!!(硬直)
その後、二人は手渡された請求書に硬直することになる。
某月某日 銀座の某有名寿司店にて
作者注:彼女達は後書き用の妖精さんであり、本編とは何の関係もありません。 |